マンチェスター・シティとプレミアリーグがリーグの関連当事者取引(APT)規則を巡って和解した。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じる。
APT規則とはクラブのオーナーと関係する企業との商業取引などで公正な市場価値による取引を義務づけるというもの。プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)の遵守にも繋がるAPT規則は2021年から導入されている。
そんなAPT規約はマンチェスター・Cの訴訟を挟み、2024年11月にクラブ間の投票で修正案が可決。そして、今年1月に新たに提訴したマンチェスター・Cは10月に裁判が行われる予定だったが、声明でプレミアリーグとの和解を主張した。
「プレミアリーグとマンチェスター・Cはクラブが今年初めに提起したリーグのAPT規則を巡って和解し、訴訟手続きの終了で合意に達した」
「今回の和解により、APT規則を巡る当事者間の紛争は終結する。その一環として、マンチェスター・Cは現行のAPT規則が有効かつ拘束力を有すると認める」
「なお、プレミアリーグおよび、同クラブはこの件に関する今後の追加コメントを一切行わない旨で合意している」
ちなみに、プレミアリーグが提訴したマンチェスター・Cの100件以上ものファイナンシャルフェアプレー(FFP)違反疑惑とは別件であり、その行方も注目される。



