リーグ・ドゥ(フランス2部)のスタッド・ランスが日本代表FW中村敬斗に対するスペインからのオファーにも首を縦に振らなかったようだ。
今夏のジャパンツアー帯同を体調不良で見送るなど、リーグ・ドゥ開幕後もいまだに欠場が続く中村。今季からリーグ・ドゥでの戦いを余儀なくされるチーム事情から、長らく注目の的だった中村の去就だが、移籍を志願する選手側とそれを認めないクラブ側で綱引きが報じられるなど、混迷を極めている。
フランス『レキップ』の最新レポートによれば、ラ・リーガのビジャレアルが中村を狙ってスタッド・ランスにボーナス込みで総額1800万ユーロ(約31億円)のオファーを打診。だが、スタッド・ランスは応じなかったという。この動きによって、「ナカムラは今季もスタッド・ランスに残る見込み」と伝えられる。
とはいえ、移籍市場が12日まで開いているトルコであれば、移籍の可能性がまだ残るとも。中村を巡っては以前にベシクタシュが1500万ユーロのオファーで獲得を目指したと報じられている。ベシクタシュが改めて獲得に乗り出すか否かが今後の注目点になるようだ。
中村にとって、今季は来夏に迫ったワールドカップ(W杯)前最後のシーズンだが、所属先でプレーから遠ざかるため、9月の日本代表活動は合流見送りに。欧州主要リーグの移籍市場が閉幕し、移籍の選択肢が限られるが、どういう形で決着となるだろうか。




