明治安田J1リーグ第28節の川崎フロンターレvsFC町田ゼルビアが、8月31日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催された。
前節の名古屋グランパス戦を劇的勝利で飾った8位の川崎F。上位生き残りへの重要な一戦に向けては、新天地デビューを飾りながらも一発退場に見舞われたフィリップ・ウレモヴィッチ、体調不良で欠場していた脇坂泰斗が先発に復帰。古巣戦のGK山口瑠伊も先発した。
一方、前節の横浜F・マリノス戦をドローで終わり、連勝が「8」でストップするも、9試合負けなしと絶好調の4位・町田。この一戦では守護神のGK谷晃生が欠場、守田達弥がスタメン入りした。また、古巣戦となる下田北斗のほか、昨季アビスパ福岡で川崎Fの長谷部茂利監督と共闘した前寛之も先発に名を連ねた。
勝ち点差は「8」。優勝争いの行方を占う重要な一戦は、川崎Fが攻勢に出る展開に。最初の決定機は14分、自陣からのロングボールを脇坂が頭で前線につなぐと、エリソンと昌子源のフィジカル勝負に。これを制したエリソンがGKで一対一を迎えたが、シュートはわずかにゴール右外に外れた。
それでも川崎Fは20分、前節の名古屋戦で劇的勝利をもたらした伊藤達哉がこの日もゴラッソを決める。20分、自陣ハーフウェイライン付近で河原からパスを受けるとドリブルを開始。敵陣中央やや右に持ち込んだところから、仕掛けを警戒した相手のDFとGK守田の意表を突き、ニアサイドを射抜くシュートで先制点をもたらした。
だが、ここから順位で上をいく町田が反撃。28分、左サイドの相馬勇紀が縦への仕掛けからファーサイドにクロスを送り、ナ・サンホが頭で押し込む。さらに36分にボックス手前でFKを獲得すると、キッカーの下田が左足で完璧なフリーキックを突き刺して前半のうちに逆転に成功する。
しかし、ホームの川崎Fも譲らず。前半アディショナルタイム、敵陣中央やや右から山本悠樹が右足で絶妙なクロスをゴール前に。これをエリソンが頭で合わせて、ゴール左に流し込んだ。
後半に入ると、互いに攻勢を続けるもなかなか次のゴールを奪うことができず。すると60分あたりで川崎Fは伊藤を下げて宮城天をピッチへ。対する町田も下田とナ・サンホを下げて、ネタ・ラヴィと西村拓真を投入する。
この交代策からゴールが生まれたのは川崎Fだった。65分、左サイドでボールを収めたエリソンが力強い仕掛けでボックス左に侵攻。中央への折り返しを宮城が押し込んだ。
再び川崎Fが逆転。しかし、町田も一歩も引かず。71分、ボックス左外で相馬がカットインクロス。ゴール前に藤尾が飛び込むと、触ることこそできなかったものの、ボールはそのままゴールイン。スコアはまたも3-3の同点に。
上位対決に相応しい激戦。歓喜を掴んだのは、ホームの川崎Fだった。78分、自陣でボールを受けたエリソンがボックス右手前まで持ち込み、山本とのパス交換で打開を図る。これは相手DFにひっかかったが、こぼれ球に反応した脇坂のパスをエリソンが左足を振り抜き、中山のブロックを受けるもボールはゴール右に吸い込まれた。
スコアを4-3とした川崎Fは終盤に町田の猛攻を受けるも、なんとか死守。すると、後半アディショナルタイム10分にマルシーニョのダメ押し弾が生まれてトドメ。5-3の壮絶な打ち合いを制して、連勝を飾った。対する町田はリーグ戦10試合ぶり黒星を喫している。



