明治安田J1リーグ第26節が16日に行われ、13位の清水エスパルスvs18位の横浜F・マリノスがIAIスタジアム日本平で激突した。
降格圏から巻き返しを狙う横浜FMが14分に松原健のミドルで迫るなどで積極性を打ち出すなか、先に試合を動かす。16分、ボックス右の加藤蓮が折り返すと、今節が欧州から復帰後初先発の角田が押し込んだ。
敵地で幸先よく先手を奪った横浜FMは29分にもゴールを奪取。角田と同じく加入後初先発のディーン・デイビッドが渡辺皓太のスルーパスから相手最終ラインの背後を抜け出すと、ゴール右に流し込んだ。
後半に入り、乾貴士の交代カードを切るなど、一挙に3選手を投入した清水が押し込む形に。横浜FMは2点をリードする状況だが、角田が前半でピッチを退いたなかで相手に攻め込まれ始め、我慢の時間が続く。
そんな試合は拮抗した展開が続き、後半からギアを上げる清水が崩しにかかれど、なかなかゴールを割れず。一方の横浜FMも71分にヤン・マテウスのカウンターからビッグチャンスが巡ったが、右ポストを叩く。
終盤に入っても清水が前のめりの展開となるが、途中出場の谷村海那が80分にジャン・クルードのスルーパスから背後を抜け出すと、相手GKの股下を射抜くフィニッシュ。横浜FMがダメ押しの3点目を奪う。
清水は90分に北川がネットを揺らしたが、横浜FMが2試合ぶりの勝ち点3を掴み、17位の湘南ベルマーレと勝ち点24で同数に。湘南の結果次第で残留圏浮上となる。一方の清水は3試合ぶり黒星で2試合勝ちなしとなった。

