スタッド・ランスの重役が去就揺れる日本代表FW中村敬斗に言及した。
2023年夏にLASKリンツからスタッド・ランスに加わり、2年目の昨季にリーグ・アンで日本人選手初の二桁ゴールをマークするなど、飛躍を遂げた中村。だが、チームが昇降格プレーオフの末に今季からリーグ・ドゥでの戦いを余儀なくされ、去就が大いに注目されるところだ。
そんな25歳アタッカーは「体調不良」を理由に先のジャパンツアー帯同を見送ったが、先日のフランスメディア『L’UNION』で移籍志願が報じられ、それを認めないスタッド・ランス側と対立していると指摘されるなど、クラブとの関係性が混沌と化している。
そうこうしているうちにリーグ・ドゥの戦いが11日のアミアン戦から始まったなか、フランス『レキップ』によれば、ジェネラルマネージャー(GM)のマチュー・ラクール氏が渦中の中村について口を開いたという。
「連絡が取れていないが、我々が知る限り、何かが起こっている」と複雑な現状を認めた上で、「ナカムラは残るだろう。短期的にはプレーできないだろうが、中長期的にはそうなると願っている」と語ったようだ。
なお、中村とスタッド・ランスの契約は2028年夏まで。今後も動向に注目だ。


