名古屋グランパスは4日、東京ヴェルディからFW木村勇大の完全移籍加入を発表した。背番号「22」をつける。
身長185cmのサイズを誇るストライカーは東京ヴェルディジュニア出身で、ヴィッセル神戸アカデミー、大阪桐蔭高校、関西学院大学を経て、京都サンガF.C.に入団。その後、ツエーゲン金沢に育成型期限付き移籍を経験した。
そして、昨季に東京Vへと期限付き移籍し、明治安田J1リーグで10得点とキャリアを通じても初の二桁ゴールを達成。今季から完全移籍に切り替わり、背番号も10番に変更したが、リーグ戦ではここまで20試合で2ゴールだった。
24歳FWは新天地の公式サイトで「歴史あるこのチームの一員になれること大変誇りに思います。シーズンの途中でヴェルディを抜け、相当な覚悟と決意を持ってこのチームに来ました。この選択を正解にし、グランパスの勝利に貢献できるよう持てる力の全てを注ぎます。グランパスファミリーの皆さんよろしくお願いします!」とコメント。一方、東京Vを通じては次のとおり。
「このたび、名古屋グランパスに完全移籍することを決めました。まずは、今年から完全移籍で加入し、伝統あるクラブの10番を背負ったのにも関わらずシーズンの途中でチームを離脱することになってしまい本当に申し訳ありません」
「この決断をするにあたって、悩みに悩んで考え抜いた上で決めました。ヴェルディというクラブがだいすきで、なんと言ってもチームメイトがだいすきでした。プロ1年目、上手く行かずどん底にいた自分を救い出してくれ、新たな世界を見せてくれたのはヴェルディであり、江尻さん、城福さん、(森下)仁志さんをはじめとするスタッフ陣には感謝してもしきれません」
「この決断に対してさまざまな声があることは承知しています。その決断を正解に変えられるように死ぬ気で名古屋の地で踏ん張って戦ってきます。味スタで聞くチャント、多くの人が着てくれていた10番のユニフォーム、声をかけてくれたファン・サポーターの皆さんの声がいつも背中を押してくれました」
「1年半いい時も悪い時も支えてくれたチームメイト、スタッフ、ファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました!」

