セルティックは19日、川崎フロンターレからFW山田新の獲得を正式発表した。契約は4年となる。
山田は2023年に桐蔭横浜大学から川崎F入りし、ここまで公式戦通算122試合で32ゴールをマーク。今季の明治安田J1リーグでは20試合で2ゴールにとどまっているが、昨季は全試合出場で19ゴールと飛躍を遂げると、先のE-1サッカー選手権大会で日本代表に初選出され、A代表デビューも果たした。
スコットランド王者で欧州挑戦の25歳ストライカーは新天地の公式サイトで「セルティックの選手としてここにいられるのは大変名誉ですし、この素晴らしいクラブでの時間が楽しみです」とコメント。また、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の名を挙げながらこう意気込みを続けている。
「彼らのような同じ国の選手がセルティックで活躍する姿を見てきましたし、僕も同じようなインパクトを与えていきたいです。でも、自分は自分ですし、すべての挑戦に勝ち向かう覚悟です。セルティックで活躍したいです」
「セルティック・パークは世界最高のサポーターに囲まれてサッカーができる最高の場所の1つ。新しいファンに誇らしく思ってもらえるよう全力を尽くします。ファンのみんなに成功を届けるために全力を尽くすと約束します」
また、川崎Fでもセルティック移籍が公式発表され、「川崎フロンターレに関わるすべての皆さん、この度、セルティックFCに完全移籍することにしました」と切り出した上で、感謝の思いを綴った。
「アカデミー時代から所属したこのクラブからはたくさんの愛情をもらい、ここまで育ててもらいました。僕のほとんどはフロンターレで学んだことでできています。そして、どんな時も支え続けてくれたサポーターに心から感謝をしています」
「フロンターレを通じて、多くのすばらしい人たちと出会うことができました。喜びも悔しさもたくさんのことを経験しました。夢であったフロンターレでプレーすることは本当に幸せな時間でした。自分のチャントが大好きでした」
「このクラブを離れることは寂しいですが、自分の次の夢に向かってフロンターレを背負って頑張ってきます。多くの人の支えがあってここまで来ることができました。感謝しかありません。本当にありがとうございました」
なお、セルティックは今夏にアルビレックス新潟からDF稲村隼翔も獲得しており、前田、旗手を含め、山田が在籍する4人目の日本人選手に。移籍金額はイギリス『スカイ・スポーツ』によると、150万ポンド(約2億9000万円)ほどという。


