アヤックスは10日、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンの退団を発表した。
かつてのリバプールでは主将も務め、チャンピオンズリーグのチームタイトルなどとともに、公式戦492試合の出場数をマークしたヘンダーソン。2023年夏のアル・イテファク移籍で流行りのサウジアラビア行きを決断したが、半年で欧州復帰を決め、アヤックス入りした。
そのアヤックスで公式戦通算57試合の出場数(1得点9アシスト)を積み上げ、キャプテンマークも任される存在だったが、今夏に退団する運びに。契約は2026年6月末までだったが、アヤックスはヘンダーソンからの申し入れに応じる形で解消に至った。
古巣サンダーランドへの復帰が取り沙汰されるなか、アヤックス退団が決まった35歳はクラブの公式サイトで次のように述べている。
「この数年間、素晴らしいクラブの代表としてプレーする機会を与えてくれたアヤックスの関係者に心から感謝する。このクラブでプレーできたこと自体が名誉で、キャプテンを務められたことはそれ以上に光栄だった。唯一残念なのは素晴らしいサポーターのみんなにもっと多くの成功を届けられなかったこと。選手たちは再びメジャータイトルを獲るに値するし、そのときがすぐに来ると確信しているよ」
「僕と家族はクラブだけじゃなく、アムステルダムという素晴らしい街でも温かく迎え入れてもらったし、いつまでも感謝している。でも、先週の悲劇的な出来事、元チームメイトのディオゴ・ジョタとその弟アンドレ・シウバを失った悲しみから、今はこれ以上のことを言ったり、行動したりするのは適切じゃないと感じている。ただ、僕はこのクラブ、チームメイト、そしてサポーターにもっと個人的で深い感謝の言葉を伝える必要性も理解している。もちろん、適切なタイミングでお伝えしたい」
「だから、今はアヤックスというクラブに対する感謝の意を表したい。昨日、直接挨拶できなかったすべての方々、このクラブを特別なものにしている方々にも、感謝の気持ちを伝えたいと思う」
