日本代表は3日、EAFF E-1サッカー選手権2025の招集メンバーを発表した。
今大会はインターナショナルマッチウィーク外の開催とあって基本的に欧州組の招集が難しく、招集26名の全員がJリーグクラブからで、実に12名が新顔に。最多はサンフレッチェ広島の5選手となり、常連、あるいは経験者枠ではベテランの長友佑都らがメンバー入りした。
会見に出席した森保一監督は「日本代表として優勝を目指して挑みたい」と誓った上で、この先に通づる2026年北中米ワールドカップ(W杯)に向けて新たな戦力の登場を期待する。
「これまでなかなか招集できなかった選手に来てもらい、活動させてもらう。この大会を通して選手個々の成長と刺激になるようにしてもらいたい。そして日本代表として来年のW杯にチーム全体の選手層の底上げになるよう、選手たちはこの大会活動をきっかけにさらなる成長を期待したい。最後のメンバーとしても戦力として成長してもらえたらなと」
「また、日本代表だけでなく、Jリーグの代表として、選手個々が『自分たちもできるんだ』というところ、『日本の選手層は厚いんだ』というところをプレーや結果で持って示してほしい。大会が終わった後にまたJリーグで、Jリーグの魅力を多くの方々に伝えていってもらって、Jリーグが盛り上がるよう刺激にしてもらえたらと思っている」
若い選手中心の構成となるなかで、経験者として長友をはじめ、復帰組の植田直通、相馬勇紀らがメンバー入り。「勝利の可能性」を引き上げる狙いとともに、「ベテランの選手たちがプレーやコミュニケーションで経験を伝えていき、全体の成長を図っていけたらと思う」と期待を込めた。
また、布陣について「3バックも、4バックも可能というメンバーで構成」と強調。そんなシステムを巡っては「3バックで最終予選を戦ってきたので、そのシステムをスタートとして考えていきながら可変、別のプランをもっていきたい」とも話している。
そして、注目のチームキャプテンには長友を指名。ゲームキャプテンについては「3試合でできるだけ多くの選手を起用して勝ち、タイトルを取りたいと思うので、そのときのメンバーで決めていきたい」とプランを明かした。
選手内のアピール合戦も注目だが、韓国開催の今大会では連覇も目指す日本。8日に香港代表、12日に中国代表、15日に韓国代表と対戦する。

