FC東京は26日、野澤大志ブランドンがベルギー1部のロイヤル・アントワープに完全移籍することを発表した。アントワープ側の発表によれば、4年契約を締結。
FC東京下部組織出身で現在22歳の野澤は、2020年にトップチーム昇格。2021年8月から1年半、いわてグルージャ盛岡への期限付き移籍で経験を積むと、復帰した2023年には明治安田J1リーグに10試合、昨シーズンはリーグ戦27試合に出場した。また、出場機会こそなかったものの、2024年1月にはアジアカップ2024に出場した日本代表に、同年7月にはパリオリンピックのU-23日本代表に選出されていた。今季もここまでリーグ戦16試合に出場している。
海外挑戦が決まった野澤は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。なお、野澤は今月28日の横浜FC戦を最後に、チームを離れる。
「今、このクラブに対して沢山の感謝があります。自分がこのような人生を歩めているのは、自分だけのチカラではなく、このクラブをはじめ、たくさんの人々に支えられてきたからです」
「この夏にヨーロッパでチャレンジすることを決断しました。今までのように、これからも自分の人生にどんなことが起きるのか、どんな出会いがあるのかと考えると、とてもワクワクしています。この先も感謝の気持ちを忘れず、プレーしたいと思います」
「目に見える結果でクラブに恩返しできず、とても不甲斐ない気持ちです。まだまだ力不足な自分ですが、それでもひたすらチャレンジすることをこれからも止めず、ピッチ上でもピッチの外でも、見てくださっている方々に元気と励ましを与えられるように、また個人としても上をめざし続けて頑張っていきます」
「そして、何よりも人としてさらに大きく深く成長できるように一日一日を大切に過ごしていきたいです」
「本当にFC東京には感謝しかありません。ありがとうございました!」

