かつてのドルトムントで“神童”として脚光を浴びた元ドイツ代表FWユスファ・ムココだが、フランスでもパッとせず、新シーズンからデンマークで再起を図るようだ。
ドルトムントにてブンデスリーガ史上最年少となる16歳1日でプロデビューを遂げ、大きな期待を集めたムココ。今季から出場機会を求め、ニースにレンタル移籍したが、公式戦を通じても22試合の出場で2得点3アシストと振るわず。得点は昨年9月に行われた本拠地デビュー戦での2ゴールが最後だった。
ドイツ『スカイ』によると、ニースは買取オプションを有する状況だったが、行使の見送りを決断。となれば、気になる移籍先だが、再びドルトムントでとはならず、コペンハーゲンにおよそ500万ユーロ(約8億4000万円)で完全移籍を果たす可能性が高まっており、メディカルチェックも見込まれるという。
また、ドルトムントのスポーツディレクター(SD)を務めるセバスティアン・ケール氏もクラブワールドカップ(クラブW杯)グループF最終節の蔚山HD戦を前にクラブ間の「いい話し合い」を認め、「まだ決まったわけでない」としつつ、「これからの2日間で何が起こるか見てみよう」との言葉を残すそうだ。
ちなみに、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者もムココのコペンハーゲン移籍間近をレポート。選手本人はすでにこの移籍を承諾し、クラブ間も完全移籍で合意間近に迫る模様だ。

