明治安田J1リーグ第15節の川崎フロンターレvsアルビレックス新潟が25日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催された。
川崎FがAFCチャンピオンズリーグエリートファイナルズに参戦した影響で延期となっていた一戦。8位の川崎Fは上位追走に向けて、1-2の逆転負けを喫した前節のヴィッセル神戸戦から先発メンバーを4人変更。ジェジエウ、三浦颯太、伊藤達哉、神田奏真が先発した。
対する18位の新潟は前節、アビスパ福岡との打ち合いに敗れて2-3で敗戦し、今季初の連勝を逃した。さらに23日には樹森大介監督が契約解除に。入江徹コーチの新監督就任が発表された。新体制初陣、残留圏浮上に向けては、福岡戦から先発メンバーを4人変更。堀米悠斗、新井泰貴、高木善朗、小野裕二が先発のピッチに立った。
互いに攻勢に出る中、ホームチームがセットプレーから先制。12分、ボックス手前でFKを獲得すると、脇坂泰斗が右足を振り抜く。鮮やかな放物線を描いたボールはクロスバーを叩いてゴールイン。この日がJ1通算200試合出場の男が、第2子誕生と共に自らのゴールで祝福した。
先制を許した新潟にも同点のチャンス。30分、左サイドからの堀米の絶妙浮き球パスに反応した小野がボックス内でダイレクトシュート。しかし、これは左ポストに嫌われた。
ヒヤリとする場面を迎えた川崎Fは直後の35分、敵陣中央左でFKを獲得。キッカーの山本悠樹がファーサイドにクロスを送り、ジェジエウの折り返しを最後はJ1リーグ初先発の神田が頭で押し込んだ。
後半に入ると、2点をリードする川崎Fが引き続き攻勢に。56分、左サイドで伊藤が巧みな反転で突破して持ち上がると、中央にパス。神田が放ったシュートのこぼれ球を伊藤がプッシュするも、神田のオフサイドがとられてしまい、ゴールは認められない。
川崎Fは68分、マルシーニョと神田を下げて、宮城天と小林悠を投入。小林はこれでJ1通算400試合出場となった。その小林は71分に宮城のクロスを頭で合わせ、ゴールを脅かすも、ここはGK田代琉我にキャッチされた。
その後も川崎Fは新潟の反撃は受けながらも、ゴールは許さず。すると後半アディショナルタイムに途中出場の大関友翔が追加点。試合終了間際にこそ新潟の奥村仁に1点を返されたが、3-1で試合を終わらせた。川崎Fはこれで5位に浮上し、首位・鹿島アントラーズとの勝ち点差を「6」に縮めている。

