セリエA昇格のピサは13日、フィリッポ・インザーギ監督の退任を発表した。
クラブによると、双方合意に基づく契約解消となり、同日付けでの退団に。「フィリッポ・インザーギとそのスタッフに対し、プロフェッショナルな仕事ぶりとトップリーグ昇格という実りある成功に満ちた旅に感謝の意を表す。各々のキャリアがこれからも成功し続けるのを祈る」と記した。
現役時代はミランで活躍し、イタリアが誇る生粋の点取り屋として名を馳せたインザーギ氏。今季までインテルを率いたシモーネ・インザーギ氏の兄でもあり、引退後は指導者の道に進むと、ミランをはじめとするイタリアの複数クラブを渡り歩き、今季からセリエBのピサを率いた。
そんなピサでは見事にセリエB2位フィニッシュに導き、来季から34年ぶり2度目となるセリエAの舞台に。だが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』いわく、ピサに違約金としておよそ70万ユーロ(約1億1000万円)を残して来季からパレルモの指揮を執るという。実現すれば引き続きセリエBが舞台となる。
