ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスがマンチェスター・ユナイテッド残留を決心した。
2020年1月にスポルティングCPから加わり、今や攻撃の中心としてだけでなく、キャプテンも任されるB・フェルナンデス。マンチェスター・Uとは2027年夏まで契約が残るが、アル・ヒラルからボーナスなどを含め、3年間で総額2億ポンドの破格オファーが舞い込んだと報じられる。
クラブの財政事情から売却話も浮かぶマンチェスター・Uにも移籍金1億ポンドが入るとされ、決断を迫られるB・フェルナンデスだったが、ポルトガル代表での会見でとどまる見通しを明らかにした。
30歳は移籍の可能性に「そのチャンスがあった」とした上で、残留を認めた。
「(アル・ヒラル)会長から電話があって、移籍したいかを聞かれたよ。彼らは僕のことを待っていたけど、(ルベン・)アモリムとも話をして、彼からは移籍しないよう言われたんだ」
「マンチェスター・Uも僕のことを売却したくなかった。お金は必要なかったんだ。僕が退団を求めていたら、彼らもそうさせてくれただろうけどね」
また、「家族レベルでも簡単に移籍できた」としつつ、こうも続けた。
「あそこにはジョアン・カンセロがいるし、素晴らしい友情を築いている。でも、僕はまだ最高レベルを保ちたいし、大きな大会でプレーがしたい。それができると感じている」
マンチェスター・Uは来季に向けて、ブラジル代表FWマテウス・クーニャの獲得を発表するなど、すでに再編成の動き。B・フェルナンデスという絶対軸をそのままにチームを再構築できる運びとなった。



