川崎フロンターレFW山田新の移籍先はスコットランド王者のセルティックになりそうだ。
遡れば中村俊輔氏、少し前では古橋亨梧など、日本人選手と縁のあるセルティック。現在も前田大然、旗手怜央、そして今夏加入の稲村隼翔が所属するが、昨季の川崎FでJ1リーグ19ゴールを決め、先日に海外移籍を前提にチームを離脱した山田の移籍先として取り沙汰される。
16日に川崎Fで退団の挨拶を済ませ、行き先が注目される山田だが、セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督が16日に行われたスポルティングCPとのプレシーズンマッチ後、25歳FWの獲得を認めたという。イギリス『デイリー・メール』がコメントを紹介した。
「彼(山田)は数日中にも(セルティックの)メディカルチェックを受け、それから様子を見極めていく。我々は多くの得点(力)を失ったし、その穴埋めが必要。その点で貢献できる数少ない選手の1人になってくれたらと思う」
「彼にはインテンシティと運動量がある。スカウトはその点を評価している。クラブとしては育てる選手も即戦力も補強していく。年齢は少し高いが、そのインテンシティとプレッシャーを与えられる選手になれるはずだ」
「彼が加入したら実際に見てみないといけないが、うまくやってくれることを願う。チームに迎え入れ、評価していくつもり。彼は力強い選手だが、(山田とは別に)まだ前線を強化していきたい」
なお、移籍金額は130万ポンド(約2億5000万円)になるとも。昨季、公式戦51試合で33得点12アシストと大活躍した前田が得点源として存在感を放ったセルティックだが、山田を獲得するなどでさらにベースアップを図ろうとしているようだ。