横浜F・マリノスは5日、ヘッドコーチを務めるパトリック・キスノーボ氏の監督就任を発表した。ヘッドコーチにアシスタントコーチの大島秀夫氏が昇格する。
イングランド代表のヘッドコーチなどを歴任したスティーブ・ホーランド氏を新たな監督に今季をスタートさせた横浜FMだが、明治安田J1リーグ開幕から11試合でわずか1勝(5分け5敗)にとどまり、4月中旬に解任。ヘッドコーチのキスノーボ氏が暫定的にチームの指揮を執り、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズの準々決勝も戦った。
そんなACLEも準々決勝敗退に終わり、暫定ながら単独最下位に沈むJ1リーグでの巻き返しを期す横浜FMはキスノーボ氏が監督に正式昇格する運びに。44歳のオーストラリア人指揮官はクラブを通じて、誓いの言葉とともに、決意を新たにしている。
「横浜F・マリノスの監督に就任することになり、本当に光栄であり、とても興奮しています。歴史があり、熱狂的なファン・サポーターを持つ、このような名門クラブの指揮をすることは、私にとって夢のようです」
「この場を借りて、ファン・サポーターの皆さんのこのクラブに対する揺るぎない忠誠心と献身性に感謝したいと思います。皆さんのその情熱こそが横浜F・マリノスを特別なものにしているのであり、思い出に残る瞬間を皆さんと一緒に作れることを楽しみにしています」
「私の目標は、魅力的で競争力のあるサッカーをするだけではなく、皆さんが大切にしている価値観を体現できるチームを育むことです。チームとそれを支えるマリノスファミリーとの強い結びつきを築きながら、ともに成功を目指していきたいと考えています」
「サッカーは私たち全員を結びつけることができます。皆さんと関わりながら、クラブに成功をもたらすことができるような良い環境をつくっていければと思っています。これから始まる旅にワクワクしていますし、待ちきれません。ともに闘いましょう!」

