ブラジル代表とカルロ・アンチェロッティ氏の交渉が打ち切られたようだ。
レアル・マドリーとの契約が来季まで残るが、不本意な成績を受けて、今季限りで監督を退くとされるアンチェロッティ氏。かねてから紐づくブラジルの指揮官就任にぐっと近づいているとの見方が占めたが、ここにきていくつかの条件面で折り合いがつかず、成立しなかった模様だ。
スペイン『マルカ』によると、アンチェロッティ氏はレアル・マドリーの許可を得て、4月28日にロンドンへ。あとはサインを交わすのみだったが、相違する就任時期とサウジアラビアからのビッグオファーが原因で断ったという。
アンチェロッティ氏は8月からの指揮を視野に入れるが、ブラジル側は6月からを希望。サウジアラビアからのビッグオファーに関しては年俸手取りでおよそ5000万ユーロ(約81億円)にもなる条件が含まれ、検討中とのことだ。
ブラジル行きの話がなくなったアンチェロッティ氏。これにより、FIFAクラブ・ワールドカップもレアル・マドリーを率いる可能性が出てきたともいわれる。




