elkeson(C)Getty Images

広州恒大や上海上港などでプレーした中国帰化FWエウケソンが現役引退…ACLではJクラブの脅威に

広州恒大や上海上港などでプレーしたブラジル出身の中国代表FWエウケソンが現役引退を発表した。

ブラジルのECヴィトーリアでプロキャリアをスタートさせた現在35歳のエウケソン。ボタフォゴを経て、2012年12月に中国スーパーリーグの広州恒大(2021年に広州FCに改名、今年1月に解散)に加入すると、公式戦164試合104ゴール39アシストを記録し、3度のリーグ制覇を経験。特に2度の大会制覇を成し遂げたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ではJリーグクラブの脅威となり続けた。その後、2016年1月に加入した上海上港で3年半プレーした後、2019年7月に広州恒大に復帰。その後は母国のグレミオや中国の成都蓉城でプレーし、2024年10月以降は無所属となっていた。

なお、代表キャリアでは2011年にブラジル代表に初招集されるも出場はなし。2019年に、5年間以上を過ごしてきた中国への帰化が可能になり、中国国籍の取得。同年8月に2022年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の中国代表メンバーに招集されたことで、同国にルーツを持たない初の中国代表選手となると、通算19試合4ゴール3アシストを記録した。

そんなエウケソンは9日に自身のインスタグラムを更新。現役生活に幕を閉じることを報告している。

「今日、感動と感謝の気持ちで満たされた心を込めて、私の人生で最も素晴らしい旅の一つ、サッカー選手としてのキャリアの終わりを発表します。これは私が愛するスポーツへの別れではなく、むしろ挑戦とチャンスに満ちた新たなステージへの移行です」

「長年にわたり、サッカーは私にピッチ外での教訓を教えてくれました。規律、チームワーク、克服、そして何よりも情熱について学びました。すべてのゴール、すべての勝利、すべての敗北、そしてファン、チームメイト、対戦相手と共有したすべての瞬間が、今の私を作ってくれました」

「この旅に参加してくれたすべての人に感謝したいです。いつも無条件で私を支えてくれた家族、私を導き、可能性を信じてくれたコーチたちに感謝します。旅の途中で兄弟になったチームメイト、そして愛とエネルギーで私に常にベストを尽くすよう刺激を与えてくれたファンの皆さんにも感謝を伝えたいです」

「この物語に関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。これは別れではなく、またすぐに会おうという意味です。試合は終わってしまったかもしれませんが、サッカーに対する情熱は永遠に私の中に残り続けます」

「感謝と誇りを持って」

「エウケソン」

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