リヴァプールのアルネ・スロット監督が、モハメド・サラーの契約延長を喜んだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
2017年にリヴァプールに加入して以降、長年エースとしてクラブを支えてきたサラー。2019年のチャンピオンズリーグ制覇に加え、翌年のプレミアリーグ優勝など、前任のユルゲン・クロップ監督の下で数々のトロフィー獲得に貢献してきた。また、今シーズンは公式戦45試合で32ゴール22アシストを記録。リーグ優勝に向けて前進するチームで驚異的な活躍を披露している。
そんなサラーは現行契約が今夏で満了を迎える中、リヴァプールは11日に新契約締結を発表。契約期間については明かされていないものの、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、2027年6月30日まで延長したとのこと。
そして、エースの契約延長を受けて、指揮官のスロット監督が「彼が今シーズン、我々にとってどれほど重要な存在であったか、それを日曜日(プレミアリーグ第32節のウェストハム戦)に改めて証明してくれることを願っている」と開口。「モハメド・サラーは素晴らしい選手で、フリーエージェントとして世界のどのクラブに移籍できるだろう。だが、彼は我々のクラブに残ってくれた。これも称賛に値する」と喜びをあらわに。
その後、スロット監督は「彼は常にプレイヤーとして評価されてきた。それは当然のことだ。しかし、私は彼を人間としても見ている。謙虚で、常に努力を惜しまない。多大なる努力を惜しまない。彼は現在のレベルを維持したいと思っている」と人間性についても称賛。また、ここまで同選手が活躍できる理由は、メンタルの強さにあるという。
「ピッチ上で彼が特別なのは、ベストな状態でなくてもゴールを決められる、そしてメンタルが強いことだ。彼と同じレベルに到達するにはメンタルの強さが不可欠だ。メンタルの強さが彼を際立たせている」
「我々は常にさらに上を目指している。リヴァプールでプレーしている選手はおそらく自分の能力の限界に近づいているだろう。だから、モーや他の選手には改善の余地はあまりなく、ただ完璧を目指しているだけだ」
「我々はあと1、2%の力を発揮したいと考えているが、モーの能力は限界に近づいているのは明らかだ。今季、彼の能力はほぼ最大限に発揮できた。あとはコンスタントにプレーできるかどうかだ。彼がスター選手であるのは、常に安定したパフォーマンスを発揮しているからだ。彼のメンタリティにあらためて注目したい」



