スペインメディアは、日本代表がレアル・ソシエダ所属の久保建英を2試合連続で先発起用したことに対して、疑問を抱いているようだ。
20日に行われた2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第7節のバーレーン戦(2-0で勝利)ではフル出場し、1ゴール1アシストで日本の史上最速W杯出場決定に導いた久保。5日後に行われた第8節のサウジアラビア戦(ゴールレスドロー)でも先発出場すると、62分までプレーした。
この起用にスペイン『ムンド・デポルティーボ』は「すでに出場権を獲得している日本代表が、久保建英に与えた休息はわずか28分」と報道。「日本の慈悲が少しは期待されたが、久保は火曜日に再び日本代表の先発メンバーに。彼は数日前のバーレーン戦でフル出場し、ゴールとアシストを記録。その勝利により、すでにW杯出場権を獲得していたにも関わらず、そうした」と同選手を休ませなかったことを嘆いた。
「久保は160分近くプレーした後、数時間後にドノスティアに戻り、追加の休息をとる。バジャドリー、レアル・マドリー戦に向けて、可能な限り最高のコンディションで臨む予定だ」
また、地元メディア『エル・ディアリオ・バスコ』は、「ソシエダのコーチ陣はW杯出場権を確保しているため、サウジアラビア戦では出場しないか、少なくとも先発しないことを期待していたが、いずれも実現しなかった」と伝えている。
日本はW杯出場が決まったことで、今後は本大会の出場をかけたポジション争いが注目される。そんな中、久保は3月29日にバジャドリー、4月1日にはコパ・デル・レイ準決勝2ndレグでレアル・マドリーと対戦する。

