2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)グループC第7節で日本代表と対戦するバーレーン代表が19日、埼玉スタジアムで公式会見に臨んだ。
FIFAランク81位のバーレーンはここまで1勝3分2敗の勝ち点6でC組の5位。2位・オーストラリアと勝ち点1 差しかなく、逆転突破の可能性を残す。
会見に出席したドラガン・タライッチ監督は日本について「世界でもトップ15〜20位に入るチームであり、W杯出場をほぼ確実にしています」と述べ、以下のように続けた。
「勝つためにここにきています。試合をするということは、勝つチャンスがあるということ。勝てれば”甘い”思い出になります。日本代表には深いリスペクトを抱いていますし、だからこそ自分たちはしっかりと準備しています」
バーレーンは昨年9月に日本と対戦し、0-5の大敗を喫している。同国初となるW杯出場に向けて一つでも勝ち点を積み上げたいところだが、対戦成績は2勝0分10敗と大きく負け越している。前回の日本との対戦で「多くを学んだ」という指揮官は、「学ぶ場をいただいてありがとうと言いたいです」と続けた。
また、会見に同席したアリ・ジャファル・マダン(アジュマン/UAE)も、「もちろん日本代表はタフな相手。ただ、サッカーの世界に不可能はありません。チーム一丸となって自分たちが望む結果を残したいと思います」と決意を込めた。
いまはラマダンの最中でもある。指揮官は、「私は中東のチームでその素晴らしい文化の中での監督経験がかなりあります。2024年にはアル・イテハドを率いてACLの決勝まで進みました。ホームでは1-3で負けましたが、2戦目では5-0で勝ちました。ラマダンの最中にACL優勝ができたのです。つまり、このラマダンというのはまさに“聖なる月”ということが証明されたことになります」と話す。
そして、最後にあらためて試合に向けての決意を語った。
「最初に申し上げた通り、日本はあと勝ち点3が必要だとはいえ、もう本戦に行くのが決まっているようなもの。明日決められなくてもあと3試合ある。森保監督も満員のスタジアムで喜びを分かち合いたいと思っていると思います。でも、その中で自分たちが良い試合を見せるチャンスがあるわけです」
「オープンな試合をします。できたら勝ち点3を積み上げたい。残りの3試合は全部勝ってわらに勝ち点9を積み上げたいと思います」
そして、「この予選を通じて、残り一つひとつの試合、勝ち点3を追い求めて、日本と一緒に本戦に出たいと思っています」と結んだ。


