J1名古屋グランパスは21日、GK児玉剛が今季限りで現役を引退すると発表した。
37歳の児玉は関西大から下部組織時代を過ごした京都サンガF.C.でプロデビュー。その後、愛媛FC、モンテディオ山形、FC東京とキャリアを進め、昨季限りでFC東京で現役引退を表明。しかし今季の名古屋でGK陣に負傷者などが出ると、シーズン開幕前に電撃復帰していた。
異例となる2度目の引退を発表した児玉は、名古屋の公式サイトでコメントを発表した。
「このたび、2025シーズンをもってプロサッカー選手を引退する決断をいたしました。これまで長い間、サッカーを通じて本当に多くの経験をさせていただきました。喜び、苦しみ、そしてあの最高の達成感。そのすべてが今の自分を作ってくれています。これまで所属させていただいたすべてのクラブ関係者の皆さま、共に闘ったチームメイト、スタッフ。そしてどんな時も応援し続けてくれたサポーターの皆さまには、心から感謝しています。一度引退をしてから再びピッチに戻る決断を含め、自分自身と向き合い続けた16年間だったと思います」
児玉はJリーグ通算194試合に出場した。
