日本代表の中村敬斗が、ブラジル戦の勝利を喜んだ。
来夏に迫った2026年北中米ワールドカップ（W杯）に向けて準備を進める日本は、今シリーズ2戦目で“王国”ブラジルと対戦。26分にパウロ・エンリケ、32分にガブリエウ・マルティネッリにゴールを許して2点ビハインドで試合を折り返すも、52分に相手のミスから南野拓実がゴールネットを揺らして1点差に縮める。その後、62分に中村敬斗がボレーシュートで同点ゴールを奪うと、71分に伊東純也の左CKを上田綺世が頭で叩き込んで逆転。最後までブラジルに反撃を許さなかった日本が3-2でブラジル相手に歴史的な初勝利を飾った。
試合後、中村は「伊東(純也)選手が良いクロスを上げてくれるのはずっと知っていたので、信じて走り込むことができて良かったです」と昨季までスタッド・ランスでチームメイトだった伊東純也とのホットラインで挙げた同点ゴールを喜んだ。
前半2点ビハインドで折り返した中、「後半はチームとして前からいこう、前からプレッシングに行って受け身になりすぎずにプレーしようと変えました」と後半の戦い方を振り返った。
ブラジル相手に歴史的な一勝を挙げ、本大会に向けても大きく弾みをつけた日本。「今日ブラジルに勝ったことはW杯へ大きくつながると思います。これから11月、(来年)3月とまだ試合があるので、もっともっと積み上げていきたいと思います」とさらなる成長を誓った。