キリンチャレンジカップ2025の日本代表vsブラジル代表が東京スタジアムで14日に開催され、3-2で日本が勝利した。試合後、ブラジルのカルロ・アンチェロッティ監督が試合を振り返った。
パラグアイ戦から先発4選手を変更し、引き続き3-4-2-1の布陣で王国との試合に臨んだ日本。しかし、26分にパウロ・エンリケに決められてビハインドを背負うと、32分にも最終ラインを崩されて失点。しかし、日本は後半に躍動する。52分に相手のミスから南野拓実のゴールで1点を返すと、62分には中村敬斗のシュートが同点弾を生み出す。さらに71分には上田綺世のヘディング弾が決まり、3-2で勝利。ブラジル相手に0-2ビハインドからの大逆転勝利で、歴史的初勝利を挙げた。
試合後、アンチェロッティ監督は「今はテストの期間で、11月もテストしていく。それは変わらない」とあくまでテストマッチであることを強調しつつも、「今日の結果は良い教訓として受け止めたい。特に後半は学ぶべきことが多かった。韓国戦は90分間、良い試合ができたが、今日の後半は悪い内容だった。これをどう修正していくか、我々も学ばなければいけない。W杯本番でこういうことをやるよりも、今の方が良かった」と語った。
そして、後半に3得点した日本について、チャンピオンズリーグ史上最多5度の優勝などを誇る世界的名将は「今日の後半に関しては、日本の勢いを全く止めることができず、対応できなかった。多くの教訓を得ることになった。日本は素晴らしく、強いチームだった。特に後半は、前線からのプレスでビルドアップを困難にさせられた」と称賛した。
また、アンチェロッティ監督は勝敗を分けたポイントとして、「ファブリシオのミス(1失点目)からチームはコントロールを失った。今日最大のミスで、良くない結果となった」と1失点目のミスが響いたと強調していた。

