JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦のサンフレッチェ広島対横浜FCが12日にエディオンピースウイング広島で開催された。
敵地での第1戦を2-0で制した広島が、逆転を狙う横浜FCをホームに迎えた。試合は10分、ゴール前でヴァレール・ジェルマンのパスに反応した加藤陸次樹が細井響に倒されて、広島がPKを獲得。これをジェルマンがゴール右に決めて先制するとともに、2戦合計3-0とリードした。
苦しい状況となった横浜FCだが、17分に反撃の狼煙としたい一撃が決まる。ショートコーナーからボックス左手前でボールを受けた山根永遠が右足を一閃。無回転気味の強烈なミドルシュートをゴール左上に決めるスーパーゴールで、横浜FCが1点を返した。
追いつかれた広島は、田中聡が空中戦で頭部を痛めた後、プレーを続行していたが再び接触プレーがあった中で交代を強いられることに。代わってトルガイ・アルスランが投入された。
迎えた後半は、2点以上が必要な横浜FCが前に出て、広島は試合をコントロールしにかかる。横浜FCの三浦監督は窪田稜やルキアン、鈴木武蔵らを送り出したが、スコアを動かしたのはまたも広島。75分、バイタルエリアでドリブルを仕掛けた途中出場のジャーメイン良がペナルティアーク付近からゴール左にシュートを突き刺し、2-1とした。
結局、試合はそのまま終了。2戦合計4-1で勝利した広島が優勝した2022シーズン以来となる決勝進出を決めた。一方、初優勝を狙った横浜FCはベスト4で夢がついている。




