Alfaro(C)Kenichi Arai

パラグアイ指揮官「日本代表は進化していた」。日本への感謝も…「素晴らしく、優しいおもてなしをしてくれた」

日本代表は10日、キリンチャレンジカップ2025でパラグアイ代表をパナソニックスタジアム吹田に迎え、2-2で引き分けた。試合後、パラグアイのグスタボ・アルファロ監督が会見で日本の印象について語った。

3-4-2-1の布陣を採用した日本は、20分にミゲル・アルミロンに先制点を奪われてビハインドを背負う展開に。だが、26分には小川航基のミドルシュートがパラグアイGKの手を弾いてネットに収まり、同点に追いつく。迎えた後半、日本は64分にクロスからディエゴ・ゴメスのヘディング弾を浴びて再び失点。それでも、途中出場の上田綺世が後半ATに伊東純也のクロスに頭で合わせて同点弾を記録し、2-2で引き分けた。

試合後、グスタボ・アルファロ監督は「今日は素晴らしい試合になったと思う。異なるスタイルを持つ2つのチームが対戦した。我々は日本代表が素晴らしいチームだと思っているし、大いに日本をリスペクトしている。カタールW杯の前にエクアドルを率いて日本と対戦したことがあるが、その時よりもさらに進化を遂げていた」と、2022年9月に0-0で引き分けた当時からチーム力が高まったとの印象を語り、以下のように続けた。

「今日は時差や長時間移動の面からフィジカル面で難しい部分もあって、万全の状態ではなかった。勝利で終えることができなかったのはそのようなことも影響したと思う」

「日本の攻撃のトライアングルを集中して守っていくということはうまくやれたと思う。後半の方が試合運びは難しくなった。日本は終盤に同点に持ち込んだが、選手たちは悔しそうな顔をしていた。我々はW杯の試合に匹敵するような真摯な姿勢で試合に臨んだ。そのようなメンタリティこそ選手に求めているものだ」

そして、会見を終える前にグスタボ・アルファロ監督は自ら切り出し、「日本の皆様に感謝を申し上げたい。滞在中に多くの方たちが非常に良くしてくれて、優しくおもてなししてくれた。日本チームが素晴らしいW杯になるように心から願っています」と感謝の意を伝えた。

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