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有罪判決で契約解除の影山技術委員長に宮本恒靖会長「許容できるものではない」

日本サッカー協会(JFA)は7日、影山雅永技術委員長の契約解除を発表。JFA会長の宮本恒靖氏は「許容できるものではない」との声明を発表した。

影山技術委員長に関しては、フランス複数メディアがパリ行きの航空機内で児童ポルノ閲覧・所持の容疑で執行猶予付き懲役18カ月の有罪判決を受けたと報道。JFAは7日、同氏との契約を解除したことを発表した。

JFAは「本日の理事会において、影山雅永技術委員長と契約を解除し、技術委員長職の解任を決議しました」とし、「海外出張時の行為に対して有罪判決が出されたことを受けてのものになります。JFAとしては大変遺憾なことだと考えておりますし、ご心配、お騒がせしていることについて深くお詫びを申し上げます」と謝罪した。

また。JFA会長の宮本氏は「今回の件はサッカー界として許容できるものではない」と遺憾の意を示し、「これまでも取り組んできたものの、今回のことを契機に、サッカー界のガバナンス・コンプライアンス体制をあらためて見直すとともに、徹底的に強化、改善を覚悟をもって図っていく。そして今一度、JFAの理念に立ち返って行動していく」とコメントした。

現在58歳の影山氏は、現役時代に当時のジェフユナイテッド市原などでプレー。指導者としてマカオ代表やU-16シンガポール代表、ファジアーノ岡山、U-20日本代表指揮官などを歴任してきた。2024年4月から、反町康治氏の後任として技術委員長を務めてきた。

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