Kubo Takefusa(C)Rintaro Asano

「勝つ確率を上げる一番の近道」足首に痛み抱える日本代表MF久保建英、別メニュー調整で見据えるブラジル代表戦

日本代表は8日、千葉県千葉市内の高円宮記念 JFA夢フィールドでトレーニングを実施。左足首の状態が懸念されるMF久保建英(レアル・ソシエダ)はボールを使ったトレーニングに参加しなかったが、「(足首は)良くなってきている」と明かした。

サムライブルーはパナソニック スタジアム 吹田にて10日に行われるキリンチャレンジカップ2025でパラグアイ代表と対戦し、14日には東京スタジアムでブラジル代表戦に挑む。活動3日目となったこの日は、招集メンバー全員がピッチ上に姿を現したものの、久保は別メニューの調整となった。

「良くも悪くも結局やってしまうのが僕なので、それをどうにか抑えつつ万全のコンディションでやるのが、お金払って観に来てもらうプロとしての態度。日本代表レベルのプレーを早く見せられるようにすることが大事だと思うので、まずはその状態になれるように回復したい」

自身の状態については「たぶんやれるから(日本に)帰ってきているので、あとは日々のコンディションを見ながらという感じですね」と力強く語った久保。パラグアイ戦出場は不透明の中、負傷した左足首の状態を強豪ブラジル戦までに回復させたい。

「チームのために戦うことは誇りですし、ブラジルという強い相手とやることはすごく楽しみです。しっかりといいコンディションに持っていきたい。森保監督も会見で言っていましたが、相談された上で僕は(日本代表に)呼ばれている。僕が戦力になると思って呼んでくれていると思うので、期待に応えたいと思います」

注目を集めるブラジル代表とは相性が最悪の日本代表。久保はこれまで一度も勝利できていないサッカー王国との対戦を前にしても、変わらず冷静だ。

「特にルーツがあるわけでもないので、ただの強豪の一つという感じ。個人的にあまり強豪との試合で。チームとしてうまくいかなかったことはない。緊張とかせずに、いつも通りのプレーをするべきだと思います」

「結果も大事ですけど、勝てなかったとしても内容的には十分あがいているぞというのが、ワールドカップで勝つ確率を上げる一番の近道。ラッキーで1-0で勝つよりも、五分五分の試合をすることを目標にしたい」

所属するレアル・ソシエダでは、ここまでリーグ戦8試合1得点で、直近2試合はベンチからの出場となっており、チームはラ・リーガ第8節終了時点で勝点5の19位で降格圏に沈んでいる。

日本代表と自身の課題について問われた久保は「決め切るところ」と同じような回答を披露した。足首の状態を万全にした久保のひと振りに注目が集まる。

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