北海道コンサドーレ札幌は26日、MF深井一希が2025シーズン限りで現役引退することを発表した。
現在30歳の深井は、札幌のユースから2013シーズンにトップチームに昇格。当時J2だったチームで出場機会を増やすと、2016シーズンの昇格を経験し、今シーズンまで札幌一筋のキャリアを築いてきた。負傷にも悩まされたキャリアの中で、2023シーズン以降はリーグ出場が10試合未満となり、今季は降格したチームの中でリーグ戦で2試合に途中出場していた。
深井は引退に際し、「今シーズンをもって現役生活を終える決断をしました。たくさんの大怪我を繰り返してきたサッカー選手生活でしたが、本当に多くの皆さんに支えて頂き、なんとかここまで続けてくることができました」と感謝を綴り、指導者の道を歩むことを明かした。
「北海道コンサドーレ札幌のサポーターの皆さんは、僕が怪我をするたびに信じて待ってくださり、戻ってきた時には大歓声で迎えていただき、本当に僕の力になっていました。どれだけ苦しい状況でも乗り越えられたのは、間違いなく皆さんのおかげです。心の底から感謝しています。
引退を決断した理由は、日々の膝の痛みがすでに限界を超え、耐えきれなくなってしまったこと。そして同時に、指導者として早く成長し、上を目指したいという強い気持ちが芽生えたことです」
「小学校4年生からこのクラブにお世話になり、22年になります。これまでの人生の半分以上をこのクラブと共に歩んできて、さまざまな経験をさせていただき、たくさんのことを学ばせてもらいました。それは僕にとってかけがえのない大きな財産です。これからは北海道コンサドーレ札幌からいただいた大きな愛情を恩返ししていけるよう、頑張っていきたいと思います。サッカーを通じて出会えたすべての方々に感謝しています。
13年間、本当にありがとうございました」

