明治安田J1リーグ第31節の鹿島アントラーズ対セレッソ大阪が23日にメルカリスタジアムで開催された。
勝ち点58で首位を走る鹿島と、同43で9位のC大阪が対戦。試合は、徐々にペースを掴んだ28分にC大阪が動かす。ボックス右からの折り返しを正面の本間至恩がダイレクトで叩こうとすると、対応した知念慶に倒されてPKを獲得。これをヴィトール・ブエノが決めて先手を取った。
ビハインドを背負った鹿島だが、すぐさま追いつく。31分、右サイドから植田直通がクロスを入れると、これを正面の知念がヘッド。打点の高いシュートを叩きこみ、PK献上の汚名を返上する同点弾をマークした。
ハーフタイムにかけては、柴崎岳がGKキム・ジンヒョンの好セーブを強いるミドルシュートを放つなど鹿島が追加点に迫ったが、1-1のまま試合を折り返す。
そして迎えた後半、スコアを動かしたのは鹿島だった。バックラインの植田が前線にフィードを送ると、DFと入れ替わって最終ライン裏に抜けたレオ・セアラがGKとの一対一を決め切り、今季17ゴール目で勝ち越し点をマークした。植田はこれがこの日2アシスト目となった。
さらに鹿島は68分、ボックス左でパスを受けたチャヴリッチが折り返すと、投入されたばかりの松村優太がこれを合わせてダイレクトシュートを流し込み、3-1とした。
そして、そのまま逃げ切った鹿島がリーグ3連勝を達成。8戦負けなしで首位を堅持している。

