明治安田J1リーグ第30節の浦和レッズ対鹿島アントラーズが20日に埼玉スタジアム2002で開催された。
ここまで勝ち点47で8位の浦和と、同55で2位につける鹿島が激突。試合は序盤の15分に相手のミスから鹿島が先制する。バックパスを受けた浦和GK西川周作が左足でパスを出すもこれが短くなり、正面の鈴木優磨が先んじてシュート。無人のゴールにシュートを流し込み、鹿島が先制した。
ハーフタイムにかけては浦和が反撃に出る。31分にはグスタフソンの縦へのスルーパスでゴールエリア左に抜けた渡邊凌磨がニアを狙ってシュート。枠を捉えたが、これはGK早川友基のファインセーブに遭う。
さらに浦和は42分、左サイドで鋭い仕掛けを繰り出した長沼洋一がボックス左奥で折り返し。ファーの金子拓郎が決定機を迎えるが、シュートを枠に飛ばせず、ビハインドのまま前半を終えた。
迎えた後半はボール保持率を高めた浦和が圧力を強め、シュート数を増やしていく。57分に金子を下げて小森飛絢を投入したスコルジャ監督は、72分にマテウス・サヴィオ、松尾佑介、グスタフソンに代えて関根貴大、イサーク・キーセ・テリン、中島翔哉を送り出す。
その浦和は終盤、81分にCKからイサーク・キーセ・テリンが打点の高いヘッドを放つが、わずかにバーの上へ。さらにアディショナルタイム、ボザのシュートをゴール前で触ってコースを変えたイサークのシュートもGK早川友基にビッグセーブで防がれる。
そして、最後まで相手に得点を許さなかった鹿島が1-0で逃げ切り、2連勝で7戦負けなしとした。そして、他会場で京都サンガF.C.が清水エスパルスに敗れたため、鹿島は首位浮上に成功している。

