アトレティコ・マドリー(ラ・リーガ)のディエゴ・シメオネ監督が、ファンとの衝突について語った。17日、『ESPN』が伝えた。
17日のUEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第1節でリヴァプールと対戦したアトレティコは、2-3で敗戦。2-2で迎えた後半アディショナルタイム2分に右CKからリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクにヘディングシュートを決められた。
決勝点を許した直後、シメオネ監督はリヴァプールファンと口論を繰り広げ、その後退場した。
指揮官は「我々は返答したり反応したりする権利はない、そうだろう?監督として反応するのは決して良いことではない、そうだろう?」と、ファンからの挑発に対する当然の反応だと示唆するコメントを口にした。
「私たちは舞台に立つ人間であり、礼儀正しく振る舞うべきだ。しかし、人種差別や侮辱に対する発言があった場合、監督として、私たちが置かれている立場や試合を通して受けてきた侮辱の程度に関わらず、怒り、反撃することもできるはず。相手が3点目を決めたとき、彼は思い切り私を侮辱した」
シメオネ監督は、「侮辱の具体的な内容については触れない。関わりたくもないし、議論もしたくない」と詳細について控えつつも、「私は自分の立場を守る必要がある。ベンチの裏で何が起こっていたかは分かっている。一度の記者会見で社会の問題を解決することはできない。常にあらゆる場所で問題が起こっているのだから、私はそれと向き合わなければならない」と語気を強めた。


