アウクスブルク(ブンデスリーガ)のサンドロ・ワグナー監督がバイエルン・ミュンヘンを批判した。8月31日、『HLN』が伝えた。
ブンデスリーガ第2節で王者バイエルンと対戦したアウクスブルクは2-3で惜しくも敗れた。試合終盤にはMFロビン・フェラウアーがバイエルンDFサシャ・ボエと競り合いの際に頭部を強打。フェラウアーはそのままピッチに倒れ込み、担架で運ばれた。
ワグナー監督は「彼(フェラウアー)は重度の脳震盪を起こした。深刻なファウルだ。故意だったとは言わないが、痛烈な打撃だった。ボエはあんな冷静に動けなくなる彼を見てその場を立ち去るのではなくて、すぐに謝罪してくれれば良かったのに…」と、相手選手の対応に苦言を呈した。
また、指揮官は審判にノーファウルを抗議したバイエルン行動についても「もう少し早く文句を言うのをやめても良かっただろう。バイエルンだろうとそんなことは許されない」と指摘した。
一方、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は「このような出来事の中では、何が起こったのかすぐに理解できるとは限らない。サシャも事態の深刻さをすぐには理解していなかったと思う」と選手を擁護。その上で「彼は改めて謝罪した。ロビンとご家族の幸運を祈っています」とコメントした。
ワグナー監督は「心を動かされた。彼の家族はロッカールームで泣いていた。彼はいま、入院しているよ」と報告し、容態は安定しているという。なお、試合後バイエルンとボエはSNSでフェラウアーの早期回復を願う投稿をした。




