イングランド代表に追加招集されたMFルベン・ロフタス=チークが同代表への思いを語った。3日、イギリス『BBC』が伝えた。
2018年11月に行われたアメリカとの親善試合以降、同国代表としてプレーできていなかったロフタス=チーク。2019年3月には代表として招集されるも、アキレス腱断裂のケガにより離脱し、苦しい時期を過ごした。
それでも、2023年より加入したACミランではここまで公式戦71試合11ゴール3アシストを記録し、本来の輝きを取り戻し始めている。
長い間、代表から離れていたロフタス=チークは「慣れてしまっていた。私は代表のことを完全に忘れて、代わりにファンになっていたよ」と当時の心境を明かした。
「アキレス腱を断裂したとき、それまではとても調子が良かったから、精神的につらい時期を過ごした。でも、僕はまだ若かったし、復帰する時間もあったから、そんなに落ち込んではいなかった。だから、少しでもチャンスを掴めるかもしれないという希望を持って、クラブサッカーに挑戦したんだ」
29歳で再び代表の舞台に返り咲いたロフタス=チーク。指揮官のトーマス・トゥヘルとは、かつてチェルシーで共闘した。
同選手は「トゥヘル監督の下では多くのポジションをプレーしたが、彼は僕のフィジカル面を評価してくれた。彼の下でプレーすることに慣れている。彼はとても頭が良くて、ゲームをよく理解しているんだ。彼とうまく連係できればと思う」と指揮官への信頼を強調した。
イングランド代表はFIFAワールドカップ2026欧州予選で6日にアンドラ代表と、9日にはセルビア代表と対戦する。
「困難を乗り越えるという信念、つまり困難を乗り越える精神を持つことは、スポーツでも人生でも最も重要だ」と、口にしたロフタス=チークはこのチャンスをモノにしたい。
