明治安田J1リーグ第28節の京都サンガF.C.対ファジアーノ岡山が30日にサンガスタジアム by KYOCERAで開催された。
ここまで勝ち点51で首位に立つ京都と、同39で9位につける岡山の対戦。試合は15分に京都のエースが動かす。左サイドから原大智がグラウンダーで折り返しボールを入れると、これをニアサイドで合わせたエリアスが左足のダイレクトシュートをゴール左上に突き刺し、先制点を挙げた。
エリアスの4試合連続弾で先手を取った京都は攻勢を強めると、20分にはバイタルエリアでの混戦からゴール前にボールが流れると、これに反応して抜け出した原がシュートを沈めて2点目。さらに30分にはゴールエリア右付近で縦パスを受けたエリアスがDFを背負いながら、厳しい体勢から左足の反転シュートをゴール左に決める圧巻の一撃で3-0とした。今季15ゴール目で得点ランキング首位タイとなったエリアスはこれで、直近4試合で7得点目となった。
ハーフタイム明け、岡山の木山監督は宮本英治と岩渕弘人を下げて田部井涼と一美和成を投入。さらに60分過ぎにはルカオに代えてウェリック・ポポを送り出す。一方、京都の曹監督は山田楓喜に代えて奥川雅也を投入する。その京都は71分、スルーパスでゴール前に抜けた奥川がネットを揺らす場面もあったが、わずかにオフサイドで4点目とはならない。
終盤、岡山はクロスに合わせたポポのヘディングシュートがバーに直撃する決定機を演出。逆に京都は80分、CKから長沢駿が放ったヘディングシュートをGKが弾くと、これを詰めた中野瑠馬がJ1初ゴールで4点目を奪取する。
さらにアディショナルタイムにも、左サイドからのクロスに合わせた奥川がボレーシュートを決めて5点目を挙げた京都は、そのまま5-0で圧勝。リーグ9戦無敗で23年ぶりのJ1リーグ4連勝を決め、首位をキープした。

