明治安田J1リーグ第27節のアルビレックス新潟対鹿島アントラーズが23日にデンカビッグスワンスタジアムで開催された。
ここまで勝ち点20で最下位に沈む新潟と、勝ち点48で5位の鹿島が対戦。試合は立ち上がりに鹿島が動かす。4分、敵陣ボックス左でエウベルがボール奪取すると、正面でラストパスを受けた鈴木優磨がシュートを流し込み、先制点を挙げた。
先手を取られた新潟だが、17分に追いつく。濃野公人のバックパスが乱れると、ゴールエリア左付近で拾ったブーダがシュート。GK早川友基に弾かれて正面にこぼれたボールをマテウス・モラエスが押し込み、1-1とした。
ハーフタイムにかけては一進一退の攻防に。鹿島は34分にペナルティアークから樋口雄太が放ったコントロールシュートが左ポストに嫌われ、追加点とはならなかった。
迎えた後半、鹿島は63分にボックス右手前から鈴木とのパス交換でゴール前に抜けたチャヴリッチに決定機。しかし、シュートはGK田代琉我に防がれて、この絶好機を活かせない。
終盤にかけても両チーム共に勝ち点3を狙って前に出ていく。そんな中、87分に左サイド深くから小川諒也がグラウンダークロスを入れると、途中出場のレオ・セアラが正面で合わせる。このシュートがDFにディフレクトしてネットに収まり、レオ・セアラの今季15ゴール目で鹿島が勝ち越した。
結局、このゴールを決勝点とした鹿島が2-1で接戦をモノにし、優勝に向けて大きな勝ち点3を手にした。

