日本代表は15日、EAFF E-1サッカー選手権の最終戦で韓国代表と対戦し、1-0で勝利。同大会2連覇を達成した。
ここまで2連勝中の日本と韓国が優勝を懸けて相まみえた。日本を率いる森保一監督は、第2戦の中国代表戦から望月ヘンリー海輝をのぞく10選手を変更。9名が初戦のホンコン・チャイナ戦と同様のスタメンとなった。
引き分けでも優勝を決めることができる日本に対し、力強い入りを見せた韓国が先に決定機を演出。7分、カウンターからFC町田ゼルビアに所属するナ・サンホがボックス左に侵入して右足を振る。DFにディフレクトしたシュートが右ポストに直撃し、日本が冷や汗をかく。
それでも、日本は直後に先制する。8分、左サイドから相馬勇紀が右足でクロスを入れると、正面のジャーメイン良が左足でボレー。30歳ストライカーの今大会5ゴール目で日本が先制した。
ハーフタイムにかけては一進一退の攻防となる。日韓戦らしく両チーム共に球際に厳しくいく好勝負が展開された中で徐々に押し込まれた日本だが、集中した守備で耐えてチャンスを許さず。1点のリードを保ったまま前半を終えた。
迎えた後半は、ビハインドを背負う韓国が日本を押し込む展開となる。度々ボックス内への侵攻を許す日本だが、安藤智哉や川辺駿らが好守を見せて水際で失点を防ぐ。
森保監督は65分に宮代大聖と垣田裕暉を下げて佐藤龍之介と細谷真大を投入。さらに、引き分けでも優勝が決まる状況下ということもあり、77分には川辺、相馬に代えて宇野禅斗と植田直通を送り出して守備を強化する。
その後、終盤にかけても韓国の攻勢に遭った日本は84分、韓国のボックス内でのパワープレーから正面のイ・ホジェにジャンピングボレーシュートを放たれるも、GK大迫敬介がビッグセーブで同点弾を許さず。そのまま最後まで耐え忍んで1-0で逃げ切った日本がE-1選手権を2連覇を達成した。また、日韓戦では2021年3月の国際親善試合、2022年7月のE-1選手権に続いて史上初の3連勝となった。

