日本代表は12日、EAFF E-1サッカー選手権第2節で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。
第1戦でホンコン・チャイナ代表に6-1で大勝した日本。森保一監督は、その初戦からスタメン全選手を入れ替え、GK早川友基、DF綱島悠斗、MF田中聡、MF宇野禅斗、FW原大智の5人が代表デビューとなった。また、長友佑都が2022年のカタール・ワールドカップ以来、約2年7カ月(950日)ぶりにピッチに立っている。
長友が左センターバックに入る3-4-2-1の布陣でスタートした日本が、5-4-1で自陣に引く中国を相手に序盤から主導権を握る。7分には、佐藤龍之介が蹴った右CKにファーサイドで飛び込んだ綱島悠斗がヘッド。しかし、このシュートはわずかに枠の左にはずれた。
それでも、11分に日本が先制する。ペナルティアーク手前で田中聡からの縦パスを受けた細谷真大が素早く前を向いてシュート。これがゴール左に決まり、日本が幸先よく先制した。
先手を取った日本だが、17分には自陣で植田直通のパスがカットされると、ジャン・ユーニンがGKと一対一に。ピンチを迎えたが、ここはGK早川友基がファインセーブを披露して同点弾を許さない。
ハーフタイムにかけてもボールを保持して中国を押し込んだ日本は、望月ヘンリー海輝が務める右サイドからの仕掛けを軸に攻める。44分には田中の縦パスからゴールエリア左に抜けた佐藤が決定機を迎えるも、シュートはGKにセーブされて2点目とはならなかった。
ハーフタイム明け、森保監督は原と田中に代えてジャーメイン良と稲垣祥を投入。その後半、日本は63分に追加点を挙げる。左サイドで仕掛けた望月ヘンリー海輝がカットインから左足を振る。DFにディフレクトしたボールがゴール右に決まり、望月ヘンリー海輝の代表初ゴールで日本が2-0とした。
その後、相馬勇紀や大関友翔が出場した日本は終盤、相馬が相手GKのセーブを強いるミドルシュートを放つなど試合を優位に進めつつ、リードを保ったまま相手をシャットアウト。2-0の快勝で2連勝とした日本は、15日に行われる決勝戦で同じく連勝中の韓国代表と連覇を懸けて激突する。

