明治安田J1リーグ第15節延期分の横浜F・マリノス対FC東京が25日に日産スタジアムで開催された。
ここまで勝ち点14で最下位に低迷する横浜FMが、同20で17位のFC東京をホームに迎えた。横浜FMは大島秀夫ヘッドコーチが正式に監督に就任してからの初陣となった。
日本代表の森保一監督も視察に訪れた一戦、序盤はFC東京が攻勢に出る。14分には敵陣でのボール奪取からボックス左手前の長倉幹樹がカットインしてシュート。ゴール左の枠内にミドルシートを飛ばすが、これはGK飯倉大樹に弾かれた。
ハーフタイムにかけてボール保持率を高めて巻き返した横浜FMは、29分に決定機。左サイドから渡邊泰基がクロスを入れると、正面のアンデルソン・ロペスがヘッド。これが枠の左上を捉えるが、GK野澤大志ブランドンのファインセーブに遭った。
0-0で迎えた後半、試合の均衡を崩したのはFC東京だった。52分、ボックス左に侵入した佐藤恵允が折り返しボールを入れると、混戦から長友佑都がシュートに持ち込む。DFにブロックされてゴールエリア右に流れたルーズボールを、Jリーグ初先発の21歳MF野澤零温が押し込み、先制点をマークした。
勢いに乗るFC東京は続く69分に加点する。左サイドで抜けた室屋成が一気にボックス左に侵入してクロス。正面に走りこんで合わせた佐藤恵允が今季4ゴール目を記録し、リードを2点に広げた。
さらにFC東京は85分、バイタルエリアで仕掛けた長倉幹樹が3選手に囲まれながらもボックス正面でシュートを決め切り、今夏の加入後初ゴールをマーク。そのまま3-0で快勝し、6試合ぶりの白星を手にした。一方、前節のファジアーノ岡山戦に続いてホームで敗れた横浜FMはこれでリーグ3連敗となっている。

