横浜F・マリノスは19日、パトリック・キスノーボ監督が18日付で退任したことを発表した。
昨季の明治安田J1リーグを9位で終えた横浜FMは、シーズン後にジョン・ハッチンソン暫定監督が退任。チェルシーやイングランド代表のアシスタントコーチなどを歴任してきたスティーブ・ホーランド監督を新たに迎えて今季のスタートを切った。しかし、チームが降格圏に沈む中、4月18日に同監督を解任していた。
その後、暫定指揮を執ったキスノーボ監督が5月5日にヘッドコーチから監督に就任した。しかし、チームを浮上させることができず、最下位に低迷。15日のアルビレックス新潟戦を0-1で落としたことで19位の横浜FCと5ポイント差となると、就任からわずか1カ月半でキスノーボ監督と袂を分かつことになった。
キスノーボ監督はクラブを通じて、「ファン・サポーターの皆さま、スタッフや選手、そして横浜F・マリノスに関わるすべての皆さまには献身的なサポートをいただき、心より感謝申し上げます。情熱とプロ意識に満ちたコミュニティの一員になれたことを光栄に思います。そして、ピッチ内外で共に過ごした楽しい時間をいつまでも大切にしていきます」と感謝を伝え、退任について語った。
「クラブと協議を重ね、個人的な事情を踏まえ、家族、クラブ、ファン・サポーター、スタッフ、そして選手、すべての関係者にとって、私がチームを離れることが最善であると合意に至りました。マリノスファミリーに迎え入れてくださったこと、そしてすばらしい経験をさせていただいたことに、改めて感謝申し上げます。私はここで過ごした楽しい思い出をいつまでも心にとどめ、クラブの今後のさらなる発展と皆さまの幸せを願っております」
なお、6月17日のトレーニングから大島秀夫ヘッドコーチが暫定的にチームを指揮。後任は決定次第、伝えるとのことだ。

