ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督がFWヴィニシウス・ジュニオールへの期待を語った。4日、『ESPN』が伝えた。
レアル・マドリーで共闘し、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝とラ・リーガ優勝を含む数々のタイトル獲得に貢献してきたアンチェロッティ監督とヴィニシウス。FIFAワールドカップ南米予選のエクアドル代表戦を前に指揮官は同選手への信頼を口にした。
「我々にとって、彼は欠かせない選手だ。彼がここで最高のパフォーマンスを発揮できるよう、我々は努力しなければならない」
その上でアンチェロッティ監督は、ヴィニシウスがレアル・マドリーで見せているパフォーマンスを代表の舞台でも発揮するように要求。「彼がここでベストの状態だったかどうかは分からないが、レアル・マドリーでやってきたことをやる時間はある」と同選手の真価が見たい。
ヴィニシウスは2019年にセレソンの一員となり、2022年のW杯にも出場。ここまで39試合6得点6アシストを記録しているが、いまだ同国A代表でのタイトルは獲得できていない状況だ。
アンチェロッティ監督は「明確なアイデンティティを持つチームにはしたくない。4-3-3でも4-4-2でも、しっかり守備をしないといけない。チームとして一体となって守り、ボールを創造的に扱わないといけない。いまのサッカー界は個人の質だけどうにかなるわけではない。態度、意欲、そして献身性を組み合わせる必要があるんだ」と、24歳のヴィニシウスらとともに王国の復権に挑む。
