セレッソ大阪のMF北野颯太が退団セレモニーで関係者への感謝と今後の抱負を語った。
北野に関しては先月30日、海外移籍のために1日の清水エスパルス戦後にチームを離脱することをC大阪が発表。第19節の清水戦ではキャプテンマークを巻いて先発出場した。先制を許したC大阪は、高橋仁胡と中島元彦のゴールで逆転。後半、ハットンの3点目を縦パスでアシストした北野は、L・フェルナンデスの4点目もお膳立て。4-2の勝利に貢献した。
試合後、北野は退団セレモニーでヨドコウ桜スタジアムに駆け付けたサポーターに「ありがとうございました。皆さんのおかげで無事に勝って海外に行くことができます」と挨拶。溢れる思いからの涙をぬぐいながら、チームやこれまで支えてくれた関係者への感謝の言葉を残した。
「シーズン途中に、移籍を力強く後押ししてくれた監督、チーム関係者の皆さま、本当にありがとうございました」
「小学4年生のエリートクラスから始まり、当時セレッソのことはあまり知らず、試合もほとんど観に行ったことがなかったですが、このチームでプレーするにつれて大好きになり、トップチームの選手に憧れ、追いかけてきました。たくさんの経験をアカデミー時代にさせてもらい、楽しいこと、辛いこと、たくさん経験させてもらいました。その経験は僕にとって一生の財産です。ありがとうございます。アカデミー時代のすべての指導者の方、ハナサカクラブの皆さんがいなければ今の僕は絶対にありません。本当にありがとうございました」
「高校生時代、プロの世界に入れてくださった監督、期待してずっと起用してくれたのにもかかわらず、なかなか思うような結果を残せず、つらい時期を過ごしたこともありますが、いつも寄り添い、背中を押してくれて、期待し続けてくれて試合に出れたことで今の僕があります。本当にありがとうございました」
「チームメイトのみんな、最後まで迷惑をかけて申し訳ないです。高校生の何もわからない僕を優しくチームに迎え入れてくれました。セレッソのみんながいたから毎日、楽しく、気持ちよくサッカーができました。これ以上にないチームメイトです。本当にありがとうございます」
「家族のみんな、ここまで育ててくれてありがとうございました。たくさん迷惑もかけましたが、辛抱強く最後まで見守ってくれてありがとうございました」
「このチームで育って、エンブレムを背負って、チームを代表して海外挑戦できることを嬉しく思います。このチームで得たものは一生忘れないですし、海外に行ってもここで得たことを忘れず、もっと大きな選手となって活躍を届けられるように頑張ります」
「サポーターのみなさん、最後まで熱い声援ありがとうございました。思うような結果が残せず、本当に申し訳なく思っています。セレッソの応援が大好きです。これ以上にない応援です」
「最後に、今頑張っているアカデミーの皆さん。皆さんがセレッソの選手に憧れ、僕のようにトップチームを目指して、いつかセレッソ大阪を引っ張っていってくれる存在になることを楽しみにしています。アカデミー含めて約10年間、ここで得たものは一生忘れません。アカデミーで過ごした日々は、忘れられないかけがえのない日々でした。本当に約10年間、ありがとうございました。行ってきます!ありがとうございました」

