ブラジル代表監督への就任が発表されたカルロ・アンチェロッティ監督がレアル・マドリーへの感謝を口にした。
ラ・リーガ第36節のマジョルカ戦に臨むレアル・マドリーは記者会見を実施。報道陣からブラジル代表監督就任について聞かれた指揮官は「もし今日の記者会見がなかったら、素晴らしいものだっただろう。今はレアル・マドリーにいるので、説明できないこともあるし、ユニフォームを尊重したい」と言及を避けた。
5月26日をもってレアル・マドリーの監督から退くアンチェロッティ監督。「非常に重要な挑戦だが、この素晴らしい冒険の最後の段階をここでうまく締めくくりたいと思っている。レアルと問題を抱えたことは一度もないし、これからも抱えることはない。レアルは私の心の中で大切なクラブだが、人生にはすべて終わりがある」とクラブへの愛を強調した。
「私は生涯レアルの監督を続けることはできない。様々な理由で終わりを迎えるのだ。クラブには新たな刺激が必要かもしれないし、私は大騒ぎするつもりはない」
「このクラブに心から感謝する。そして、これからもずっと応援し続ける。私はこれからもずっとレアル・マドリーのファンだ。一つの時代の終わりであり、素晴らしいことだと思う。まさか6年間もレアル・マドリーの監督を務めることになるとは思ってもいなかったが、それが実現したんだ」
いまだレアル・マドリーはアンチェロッティ監督退任の声明を発表していないが、指揮官は「マドリーはいつでも望むときに声明を発表する。何の問題もないし、適切だと判断した時に発表するだろう」とコメント。後任はレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督だと報道されている。
4年間の在籍で11個のタイトルを獲得に貢献した名将は「とても楽しかった。たくさん勝てて、一生の思い出になるだろう」と感謝の言葉を残した。


