横浜F・マリノスは12日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)第7節で上海申花(中国)をホームに迎えた。
6試合で勝ち点13を積み重ねた横浜FMが、同7の上海申花と対戦。ホーランド新監督の初陣となった横浜FMは、前日に他会場の結果により2試合を残して決勝ラウンド進出を決めた状況で今回の一戦を迎えた。メンバーでは、アンデルソン・ロペスや植中朝日ら主力のほか、新戦力のジェイソン・キニョーネスがデビューした。
序盤に相手の勢いに押された横浜FMは7分にゴール至近距離からチャン・シンイチのシュートを浴びるが、ここはGK朴一圭がビッグセーブ。さらに18分にはバックラインでのキニョーネスが相手にプレゼントパスする軽率ミスを犯すが、ボールを拾ったアンドレ・ルイスがシュートを枠外に飛ばしたことで難を逃れる。
すると、横浜FMは20分に先制。高い位置でのプレスでボールを奪取すると、最後はアンデルソン・ロペスのヒールパスをペナルティアーク付近のヤン・マテウスがダイレクトシュート。ゴール左上隅に鋭いシュートを突き刺し、今季のチーム初得点をマークした。
ハーフタイムにかけて追加点を狙った横浜FMだが、43分には主将の喜田拓也がハムストリング付近を痛めた模様で渡辺皓太との負傷交代を強いられた。
迎えた後半、相手の反撃に遭った横浜FMだが、67分には右サイドの井上健太が上げたクロスに合わせた植中が、わずかにゴール左にはずれる際どいヘディングシュートを放って追加点に迫る。
その後、松原健がGKのセーブを強いる枠内へのロングシュートなどを放った横浜FMは追加点こそ獲得できなかったが、そのまま1-0で逃げ切り。ホーランド新体制で白星スタートを決めるとともにACLEで4連勝とした。なお、横浜FMは4位以内を確定させたことで、ラウンド16で日本勢と対戦する可能性がなくなっている。