解説のジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督に苦言を呈した。20日、イギリス『sky sports』が伝えた。
プレミアリーグ第22節のブライトン戦を1-3で敗北し、リーグ13位に沈むユナイテッド。試合後に、アモリム監督は「マンチェスター・ユナイテッド史上最悪のチームかもしれない。見出しが欲しいのは分かっているが、それを認め、変えなければならないからそう言っているのだ。さあ、見出しをどうぞ」とチームの現状を嘆いた。
このコメントについて、かつてリヴァプールで活躍したキャラガー氏は「いままで聞いた監督の発言の中で最も奇妙で馬鹿げたものの一つだと言わざるを得ない」と批判。アモリム監督のマネジメントに疑問を投げかけた。
「なぜそのようなコメントをするのか…それは、私のような立場の評論家がするようなコメントであり、それを擁護しなければならない。彼がそれによって何を得るのか、どんな利益があるのか
「マンチェスター・ユナイテッドが弱いチームだということはみんな知っている。ホームでブライトンにまた負けたし、ここ数年も同じことを繰り返していた。厳しいシーズンであることはわかっているし、弱いチームであることもわかっている。彼はただ気を緩めただけだ。この言葉は、今シーズンの残り期間ずっと彼の口から出てくるだろう」
就任後、プレミアリーグではわずか2勝と苦しむポルトガル人指揮官。キャラガー氏は今回のコメントが、チーム内に良い影響を与えるとは考えていないようだ。
「私が言いたいのは、監督が今からシーズン終了までの間、選手たちを鼓舞し、相手が誰であれ、相手に勝てるという自信を与え続けることができるのかということだ。監督は、マンチェスター・ユナテッドが史上最悪のチームの一つだと言っているのに。監督がそこから何を得るのか、私には全く分からない」
なお、キャラガー氏はチームが状況を好転させるためには、冬の移籍市場ではなく来夏まで我慢が必要だと指摘。それまでは「ジェットコースターのような展開になる」とマンチェスター・ユナイテッドの苦戦が続くことを予想した。