ネイマールがバルセロナを去った理由などについて明かした。17日、『MARCA』が伝えた。
ブラジルのサントスでクラブワールドカップに出場し、その名を世界にとどろかせたネイマール。ブラジルの10番としてバルセロナやパリ・サンジェルマン(PSG)で活躍すると、2023年夏からはサウジアラビアのアル・ヒラルに移籍したが、度重なる負傷により今シーズンは公式戦2試合でしかピッチに立てていない。
ポッドキャスト『CAPTURE TV』で元ブラジル代表FWのロマーリオ氏と対談したネイマールは、キャリアの転機となったバルセロナ退団を振り返った。
「個人的な賞を獲得することがモチベーションではなかった。正直に言うと、世界一になるという考えを持ってバルサを去ったわけではない。バルセロナでの最後の週に、(リオネル)メッシが僕にこう尋ねた。『なぜ去るんだ?世界一になりたいのか?僕が君を世界一にしてやる』。でもそれは違う。他の個人的な理由だった。もちろん経済的にはPSGの方がバルセロナよりずっと優れていたし、そこにはブラジル人選手(チアゴ・シウバ、マルキーニョス、ダニエウ・アウベス、ルーカス)がいて、彼らはみんな友人だった。僕はリスクを冒したけど、それは世界一になるという考えからではないよ」
ワールドクラスの選手として一世を風靡(ふうび)しながらも、いまだにバロンドールは獲得できていない。32歳となり、ケガによるコンディション不良も目立つネイマールはサッカー選手として最高の瞬間はPSG時代だったとためらうことなく認めた。
「僕のピーク、最高の瞬間はPSG時代だった。PSGでこのままプレイしていたら、間違いなくバロンドールを獲得していただろう。しかし、ケガをしてしまい、それが僕を苦しめてしまった。選手なら誰でもバロンドールを獲得したいのは明らかだ。でも、それが僕の人生を終わらせるものではない」
アル・ヒラルとの現行契約は今シーズンまでとなっているブラジルの元10番。MLSのチームへ加入するという噂もあるが、本人はブラジルサッカーに復帰する可能性を否定しなかった。ネイマールの今後のキャリアに注目が集まる。


