明治安田J1リーグ第33節の湘南ベルマーレ対東京ヴェルディが3日にレモンガススタジアム平塚で開催された。
ここまで勝ち点25で19位に沈む湘南と、同36で16位の東京Vによる残留に向けた重要な一戦。前半は拮抗した重い展開で推移する。東京Vは序盤、ゴールエリア左に抜けた染野唯月がシュートチャンスを得るが、折り返しを選択した中で味方に合わず、好機を逸する。
一方、リーグ6連敗中で16試合未勝利の湘南はセットプレーや縦に速いカウンターで応戦。しかし、なかなか決定的な場面を演出することができない。前半のゴール期待値は湘南が「0.34」、一方の東京Vは「0.15」と、両チームともにゴールに迫れる場面が少なくなった。
迎えた後半、55分に東京Vが均衡を崩す。クロス攻撃から正面の森田晃樹が放ったシュートはGK真田幸太にブロックされるも、こぼれ球を拾った松橋優安がボックス右奥でクロス。これを正面で合わせた染野唯月がヘディングシュートでネットを揺らした。
その後、森田晃樹が負傷交代を強いられた東京Vだが、最後まで湘南の反撃をシャットアウトして、3試合ぶりの白星を獲得。一方の湘南は泥沼の7連敗で、リーグ17試合未勝利となっている。

