サンフレッチェ広島のコーチを務めるセハット・ウマル氏が日本について語った。
トルコ系ドイツ人で現在41歳のウマル氏はこれまで、エスキシェヒルスポルやギョズテペSK、ハノーファーなどでアシスタントコーチを務め、2022年に広島のコーチに就任。3年目の今シーズン、27試合を終えて2位につけて優勝争い中のチームを支えている。
そのウマル氏が『GOAL』トルコ版のインタビューで日本について言及。ウマル氏は日本行きを決めた当時の心境について、「(過去共に仕事をしていた)ミヒャエル・スキッベ監督から『日本がとても好きだ』と聞いていたが、私自身は日本どころかアジアにも行ったことがなかったので、緊張しながら来日したんだ」と明かし、現在は日本にも馴染んで愛する国になったことを語った。
「人生最長のフライトだった。正直に言えば、日本に来る前は懸念もたくさんあったが、それはすべてなくなったね。日本に来たことは、私がこれまでの人生で下した最高の決断の一つだった」
「日本人はとても正直だ。日本の人は人々に敬意と愛情をもっている。人間関係がより温かく、誠実だった古き良きトルコを感じることができるような場所だ。習慣や伝統を大事にし続けている。私が本当に日本を気に入っているところでもある。路上のゴミも少なく、安全面のセキュリティも素晴らしい」
「食事面では魚が主食の一つで、私にとっても何も問題がない。食事のスタイルを変えて、より健康になったようにすら感じるね。久々に会った友人からは『若返ったね』と言われるんだ。もちろん、日本でのライフスタイルが影響している」
「また日本は、信じられないほど忍耐強い国だ。忍耐力も学ぶことができる。コーヒーを注文したら普通は1分で欲しいとか思うものだが、ここではじっくり5分かけて味わえるものを準備したりするところもある。その裏には(良いものを作るという)作り手の努力があるんだ。日本では良い仕事をすることが最も重要だと言える。どんな分野であっても、誰もが自分の仕事でベストを尽くそうとするんだ。サッカーでもそうだ。労働倫理も高く、コーチとして最も働きやすい国だと言えるね」
「私はキャプテン翼を見て育ったこともあり、その作品が生まれた日本に来ることができたのも嬉しかった。これまで経験した感情を言葉にするのは簡単なことではないが、日本は別世界のようだ。家族や愛する人たちは遠く離れているが、ここでの経験は私のサッカー人生の大きな財産になると確信している」


