カナダ五輪委員会は25日、同国女子チームを率いるベブ・プリーストマン監督をパリ五輪のチームから除外したことを発表した。
カナダ女子代表は25日に行われたパリ五輪グループ初戦でニュージーランド女子代表に2-1で勝利。しかし、この試合前にカナダのスタッフがニュージーランドの練習をドローンで偵察していたことが発覚。カナダの非公認分析官とそのアシスタントコーチの2名がチーム追放となった中、プリーストマン監督も謝罪し、ニュージーランド戦の指揮からはずれることを表明していた。
そして、カナダサッカー協会はプリーストマン監督を出場停止処分に。それとともに、パリ五輪のカナダ女子チームからプリーストマン監督を除外することを決定した。残る大会では、アシスタントコーチのアンディ・スペンス氏がニュージーランド戦に引き続きチームの指揮を執る。
カナダ五輪委員会は「この24時間で、パリ五輪以前に対戦相手にドローンが使用されたことに関する追加情報が明らかになりました。これらの新情報を踏まえ、カナダサッカー協会はパリ五輪の残り期間および独立外部調査が完了するまで女子チーム指揮官のベブ・プリーストマン監督の停職を決定しています」と発表している。
なお、東京五輪の優勝チームであるカナダは過去3大会ですべてメダルを獲得。今大会も優勝候補の一角として大会に臨んでいる。
