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なでしこジャパン、パリ五輪前の国内最終戦でガーナに快勝! 20歳・藤野の圧巻FK弾など4発完勝

なでしこジャパン(日本女子代表)は13日、親善試合のMS&ADカップ2024~能登半島地震復興支援マッチ がんばろう能登~で金沢ゴーゴーカレースタジアムにガーナ女子代表を迎え、4-0で勝利した。

池田太監督率いるなでしこジャパンが、今月末に開幕するパリ五輪に向けた壮行試合としてガーナと対戦。立ち上がりから積極性を見せたなでしこは12分、ペナルティアークから田中美南がバー直撃のシュートを放つなど圧力をかけていく。

そんな中、23分には試合の流れを左右する判定場面が訪れる。最終ライン裏に抜け出しかけた藤野あおばがボアキエに後ろから引き倒されると、主審が一発レッドカードを提示する。ガーナ主将ボアキエが必死に抗議するも判定は覆らず、なでしこが数的有利の状況を手にした。

ハーフタイムにかけても攻勢に出たなでしこだが、34分にゴールエリア左へ抜けた田中のシュートや追加タイムにCKの流れから高橋はなが放ったシュートはいずれも水際でDFにブロックされて先制ならず。試合は0-0のまま折り返した。

迎えた後半はなでしこが猛攻に出る。52分には、高い位置でボールを奪った田中がハーフタイム明けに出場した浜野まいかとのワンツーでボックス左に抜けてシュート。これがネットを揺らして先制したなでしこは続く65分にも加点する。CKをニアの田中がそらすと、ファーサイドの浜野がハーフボレーでプッシュ。浜野がアシストに続いて見事なゴールを奪取し、なでしこがリードを広げる。

さらになでしこジャパンは67分、ボックス左手前でFKを獲得すると、キッカーの藤野がゴール左上に壁を越す完璧なシュートを直接沈め、一気に3-0とする。

その後、終盤の80分にも藤野がゴール前に入れたFKに合わせた植木理子がヘディングシュートを決めて4点目。そのままガーナをシャットアウトしたなでしこジャパンがパリ五輪前の国内ラストマッチを4発で完勝している。

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